VTuber認知度10代は7割だけど…
株式会社ジャストシステムが、マーケティングリサーチに関する情報サイトで、リサーチの結果、10代の約7割がVTuber(バーチャルユーチューバー)を認知していることが明かされました。
でも、ほかの世代ではどうなのか。
また、動画コンテンツ視聴者割合なども公開されていたため、VTuber界隈の規模はどのくらいになるか考えてみました。
こんにちは。バーチャルYouTuber追っかけおじさんのTnOkinaです。
VTuberの認知率が10代で7割と大きく報道されましたが、ほかの世代はどうなのか、VTuberが集めている視聴者の割合はどのくらいなのか考えてみました。
※VTuberの主流が生配信という考えは無視した、調査データのみでのガバガバ計算になります。参考程度に考えてください。
今回の調査元
今回の調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象に、2月22日~3月1日の期間中にネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施したものです。VTuberの認知状況の質問の他、ライブ・ビューイングの経験があるか、バレンタインデーに関する動画をSNSや動画アプリなどに投稿したか、スマートフォンで撮影した動画のバックアップ方法が調査されました。
10代の認知度は7割だけど全世代は?
記事のタイトルとしてインパクトを強めるために、10代は7割とつけられているものの、他の世代を見てみると二人に一人以上はよく知らないという状況。
全世代をまとめた円グラフを見てみると分かりやすい。
このグラフでは、「知っていて他の人に説明できる」と「知っているが他の人に説明できるほどではない」の合計は37.5%となっている。約6割以上がよく知らない状況である。
ただ、2018年8月にCyberVが行った調査結果と比較すると、認知度は増えていることがわかる。(CyberVの調査ではデータは30代まで)
10代比較・・・8月調査:58.4% 今回調査:67.0%
20代比較・・・8月調査:42.5% 今回調査:50%
30代比較・・・8月調査:32.9% 今回調査:39.5%
10代~30代での平均比較・・・8月調査:41.8% 今回調査:52.1%
動画コンテンツを視聴する人の割合
実質的に数字に影響しやすい視聴者層は週に一日以上視聴する人とした。
その結果、動画コンテンツの主な視聴者は全体の56.7%となった。
ここでVTuberを認知していて、動画コンテンツを視聴する割合を考えてみると
100*0.375*0.567≒21.2%
となり、まだまだ小さい界隈だといえるだろう。
動画勢と生配信アーカイブ勢の視聴者
動画コンテンツを視聴する層がわかったところで、動画勢と生配信勢の視聴者の割合を見ていきたい。前提条件として、動画勢は30分以内の動画とする。生配信勢は30分以上の動画とする。
一度に視聴する時間が最も長い動画の割合を見ていきたい。
このデータから、動画勢が獲得できそうな視聴者割合は74.2%、生配信勢は25.7%となっている。
動画勢の方が生配信勢より3倍近くの視聴者がいることになる。
再生数に影響してくるような視聴者の割合、視聴動画の長さの割合を合わせてみると、視聴者割合は
動画勢 :100*0.567*0.742≒42.1%
生配信勢:100*0.567*0.257≒14.6%
ライブ配信を視聴する人の割合
ライブ配信を週に1日以上視聴する人の割合は36.2%となっている。
ライブ配信の長さの好みは下の表のようになっている。
VTuberの配信の主流が生配信である以上、VTuberを認知し、1時間程度かそれ以上の生配信を見に来てくれる視聴者は、
100*0.375*0.362*0.405≒ 5.5%となる。