VTuberの中の人問題
にじさんじの新人君の前世がきな臭いとの噂。ソースとされるツイートの画像などが出回り荒れに荒れた結果、契約解除となりました。
今回はVTuber界隈で触れるのはタブーとされている魂(中の人)問題について考えます。
メタ話なので嫌いな方は注意です。
VTuberは2次元キャラクターではない
VTuberが流行り始めた頃、VTuberは2次元キャラと双方向性を持って交流できるのが魅力だという話をしている方がいました。でもそうでしょうか。私の勉強不足かもしれないですが、今、一線で活躍しているVTuberでキャラ設定が生かされているような人はあまり見掛けません(キズナアイ、VB、ゲーム部などを除く)。結局はガワを手に入れた人間であって2次元の存在ではないのです。私は、VTuberの魅力は中の人に帰結するものなのだと考えています。中の人がVTuberのキャラクターを形成しているのです。
中の人が出てきて成功している例
成功者としては、「犬山たまき」が分かりやすいでしょう。彼は、中の人である漫画家「佃煮のりお」が半ば趣味で始めたVTuberです。のりお先生は生配信経験者でもあり、元々ファンを抱えていました。配信内容は中の人の趣味全開であり、変わっているところがあるとすれば、申し訳程度の声変くらいです。他のVTuberが手を出しにくかったリアル生主とのコラボを行ったり、アニメ化経験のある女性漫画家としてのコネを生かして、女性声優を自宅に呼んでコラボしたり。他にはない企画がウケて登録者は9万8千人を突破しています。
中の人がやらかした例
冒頭の話の他に、有名なところで元ホロライブの「人見クリス」でしょう。
多くは語りませんが、中の人が援助交際を行い、援助側とトラブルになった結果、契約解除となりました。
人見クリス担当キャストとの契約解除について - ホロライブ - VTuber事務所・配信サービス
中の人は無関係という幻想
「中の人を詮索しない」「中の人について語るのはタブー」「キャラと中の人は無関係」といった暗黙のルールがVTuber黎明期の雰囲気だったと思います。私は「キャラと中の人は無関係」というのは違うと思います。先に申し上げたとおり、私は中の人がキャラクターを形成すると考えているからです。VTuberと関わる以上、否応なしに中の人と関わっているということです。あえて中の人に言及する必要は無いですが、VTuberが現実の存在である以上、それと付き合っていくなら自分の中で「中の人」を見ましょう。初めて会って、言葉をかわして、信頼して、応援する。人付き合いと同じです。私はこれができていなければ、ただの2次元ファンであってVTuberファンで無いのではと考えています。
「中の人の問題はVとは無関係だろ」「中の人などいない」と思考停止していると手痛い裏切りに会うかもしれないですよ。
以上、中の人問題について私の意見を述べさせていただきました。
最後に女帝様のツイートを紹介して終わります。
「バーチャル」と言っても姿に形、声に活動スタイル。中の人がいるかいないか。Vtuberは既に広義的な言葉になっとる。7000人の中から己のどストライクの推しを見つければ良いのだと思うぞ😤✨
— セツナ@ミミック様は最高でございます (@Vtuber_Setuna) February 20, 2019
バーチャル大海賊時代は楽しんだ者勝ちだ💪😈‼️‼️‼️