VTuberが広がる世界

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バイきんぐ・小峠、電脳少女シロを絶賛

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Twitterの検索で「VTuber ニュース」と検索して多く引っかかった記事について取り上げました。記事概要とこの記事をVTuberファンがツイートしようと思うくらいウケたのか考えます。

 

 こんにちは。バーチャルYouTuber追っかけおじさんのTnOkinaです。

Twitterでネタ探しをしていて、沢山の人がツイートして記事を紹介していた記事が気になったので紹介しようと思います。

記事紹介

バイきんぐ・小峠英二と3人のバーチャルユーチューバー“VTuber”による知的情報バラエティー「超人女子戦士 ガリベンガーV」(毎週木曜夜1:29-1:59、テレビ朝日系ほか)が、4月6日(土)の夜11時台にスペシャル放送される。

本番組は、ガリベンガーVとして毎週登場する3人のVTuberが「地球にはびこる超難解な現象」を小峠扮(ふん)する教官の指導の下、特別講師による講義を受けて解明していくというもの。
4月6日(土)のスペシャル放送には、電脳少女シロ、ミライアカリ、猫宮ひなた、月ノ美兎といった人気VTuberが勢ぞろい。
さらに、4月からの番組エンディング曲でアニソン界の帝王・水木一郎とシロがデュエットすることも発表された。

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小峠「シロちゃんは賢いです」
小峠は「電脳少女シロちゃんは、すごく頭の回転も速く、知識も豊富で博学。その場の空気もきちんと飲み込める、頭のいい人だと思います。賢いです。ただ単に無茶苦茶なことを言うのではなく、きちんと考えて自分の役割を分かってやっているという感じは素晴らしいと思います」と、共演する電脳少女シロを大絶賛!
 
一方、シロは「小峠さんのVへの理解度がぐんぐん上がっていっている様子や、小峠さんによるゲストVTuberへのツッコミや掛け合い部分」と番組の見どころを語り、続けて「シロ、以前から小峠さんが大好きなんです。『陸海空―』ではにかみながらMCをされてる小峠さんも好きですし、魅力を語り始めたら止まらないんですが…。
 
本当にすてきな方ですよね。まだ小峠さんの残り香を嗅げるほど近づいたことがないので、いつか近づいて…秘孔を突きたいですね。本当にお優しくて、収録前もたくさん話しかけたり褒めてくださいます。シロにとってお父さんのような方です」と、小峠に熱烈ラブコールを送った。
 
そして小峠は「VTuberと僕という人間が同じ画面で一緒にトークしたり、ボケたりツッコんだり、本当に近未来のバラエティーではないかと思います。講師の先生方も分かりやすく教えていただけるので、しっかりと勉強にもなります。
 
そんな内容と合わせて、これまでに見たことがないような画面を楽しんでいただければ、と思います」と見どころをアピールした。(ザテレビジョン

電脳少女シロとは

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電脳少女シロ[ ˶•ᴗ•˶ ]つ🍴 (@SIROyoutuber) | Twitter

Siro Channel - YouTube

 バーチャルYouTuber四天王の一人。
アイドルとなっていつか武道館でコンサートすることを夢見てバーチャルYouTuber活動をしている電脳少女。活動開始は比較的早く、2017年6月28日に活動を開始しています。*1
その特徴的な「キュィッ」という、イルカのような引き笑いから「シロイルカ」と呼ばれたりしています。見た目の清楚さからはかけ離れたサイコパス的な言動なども魅力のひとつ。ファンの通称は「シロ組」。

バイきんぐ・小峠とは

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バイきんぐ小峠 (@viking_kotouge) | Twitter

 日本のお笑いタレントである。お笑いコンビ「バイきんぐ」のツッコミ・ネタ作り担当。「キングオブコント2012」で、見事に王者の座を勝ち取り、自身のスキンヘッドを自虐ネタとし、味のあるキレ芸を見せています。

この記事がウケる訳

 一言でいえば、「承認欲求」が満たされるからでしょう。

承認欲求とは「他人から認められたい欲」のことです。承認欲求は私たちが生きている限り、必ず発生する根源的な欲求の一つで、無視することが出来ないものです。

例えば、

  • 尊敬している人から褒められたい
  • いい大学や良い企業に入って、皆から称賛されたい
  • 自分のことを肯定して受け入れてほしい

といった気持ちのことです。

承認欲求には大きく分けて2種類の承認があります。その2つが「自己承認」と「他者承認」です。

自己承認とは「自分で自分を承認すること」です。

例えば、

  • 今日はブログ2記事更新した、絶好調だ!
  • 溜まっていた仕事がここまで片付いた!俺もやればできるじゃん!

といった、自分を褒めたり、認めたりすることです。

逆に他者承認とは「他人から認められたい欲」のことです。

私たちは社会の中で生きている限り、必ず他人と自分を比較します。そのため、他人から見た自分の評価を気にするのです。

話を戻して、今回の記事がウケたのは、電脳少女シロを好きな人たちにとっての「他者承認」であったからですね。皆さんも、自分が好きなことに対して肯定的な人を見つけると嬉しくなると思います。実は、人は直接褒められるよりも間接的に褒められる方が気持ちが昂るといわれています。

いわゆるオタクと呼ばれる人が好きなことはサブカルチャーと言われ、大衆には受け入れられないことが多いです。サブカルチャーの地上波放送となると、「自分の趣味が受け入れられるかも」という期待と「ダサい、キモイと言われてしまうかも」という不安があるわけです。

今回は「大衆側である人気芸人が、自分の好きなVTuberを絶賛している」ということを通して、「自分の趣味が大衆に認められた」ということで承認欲求が満たされて、これはいい記事だ、みんなにも見てもらおうとなったのでしょう。

まとめ

  • 4月6日(土)夜11時台に「超人女子戦士 ガリベンガーV」スペシャル放送
  • スペシャル放送には、電脳少女シロ、ミライアカリ、猫宮ひなた、月ノ美兎といった人気VTuberが勢ぞろい
  • バイきんぐ・小峠が電脳少女シロを絶賛
  • この記事がウケたのはVTuberファンの「自分の趣味を認めてほしい」という承認欲求が満たされたから

サブカルチャーに関する報道の仕方も、昔に比べればいい方向に向かっていると感じています。転換点はやはり「電車男」かなぁ。あの頃は若かった…。遠い目…

*1:動画の初公開は同年8月12日